街に流れる時間、そこに住む人々の時間を切り抜いた世界
イラストレーターとして活躍してきた山本周司が更なる創作の刺激を求め、2004年に単身渡米。そのアトリエをマンハッタンに程近いクイーンズ地区に移しました。2007年までの3年半にわたるニューヨーク滞在中に山本はどこへ行くにもデジタルカメラを持参し、カメラで捉えた個性あるNew Yorkerを独自の視点でスケッチし、キャラクター化していきます。彼が描くNew Yorkerは決して虚構ではなく、マンハッタンを歩けば出逢う事のできるリアルな人々なのです。世界の中でも特別注目されスピーディーに時間が流れる街New York、“New Yorker Minute"では山本自身が体験したニューヨークでの時間、そこに住む人々の時間の一部を切り抜いたものです。そこには楽しさがあり喜びがあり、悲しみがあり、歴史があります。是非みなさんもこの特別な時間を覗いてみてください。
In his quest to further his skills as a graphic designer and feed his ever-insatiable artistic inspiration, Shuji Yamamoto travelled to America solo in 2004. During his 3 year stretch in NY, he based himself in central Manhattan travelling throughout the streets with his digital camera in hand. His project “New Yorker Minute” is a collection of real people, living real lives in real New York. An amassed visual diary of unique pictures rendered as digital illustrations using his individual artistic style.